IT の分野において「差異を吸収する」とは何を意味するのか

皆さん、こんにちは。管理人です。IT(特に Java)についてネットで調べものをしていると、次のような表現に出くわすことがあります。

  • 差異を吸収する
  • 差を吸収する
  • 違いを吸収する

これらの表現はほぼ同じ意味だと思います。では、これらの表現はいったいどういう意味で使われているのでしょうか?

解説:「差異を吸収する」の意味

「○○が差異を吸収する」という記述は、次のように読み替えることができるかと思います。

(環境や条件などが違っても)○○が(その条件の)違いに対応して、(プログラムのふるまいなどの)アウトプットが(おおむね)同じになるようにする

例文

例えば、『「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典』で JVM について調べると、最後のほうに次のような記述があります。

環境による差異はJVMさんに吸収してもらうので、プログラム自体は「一度書けば、どこでも動く」ってな理屈です

JVMとは |「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

これは次のように読み替えることができるかと思います。

環境による差異はJVMさんに対応してもらうので、プログラム自体は「一度書けば、どこでも(同じように)動く」ってな理屈です

(※ただし、「実際には、環境によって微妙に動きが変わったり」するみたいです。)

あるいは、Yahoo!知恵袋に次のような質問がありました。

OSが「ハードウェアの違いを吸収する」とはどういう意味ですか?

Yahoo!知恵袋

これについて、私なりの回答は次のようになります。

ハードウェアに違いがあったとしても、OS がその違いに対応するので、同一のプログラムが同じように動く、という意味です。

※ただし、先ほどの質問の「ベストアンサー」には次のような記述があります。

ただし、ハードウェアを直接アクセスするプログラムもあるので、OSは必ずしも全てのハードウェアの違いを吸収できるとは限りません

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